女子子バスケットボール日本代表 オーストラリア遠征 / 日本バスケットボール協会 公式サイト
2004 男子バスケットボール日本代表 ヨーロッパ遠征
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男子日本代表 活動レポート
2004年6月9日(水) @クロアチア、ポレーチェ 前に戻る 次に進む
(第14日目)
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○日本代表 98-76 イストゥラ プラ●

今日の活動レポート

練習(午前の部)
今朝は練習ゲーム(2戦目)に備え、いつもより30分遅い10時からスタート。加賀谷ACがウォーミングアップを20分間担当した後はシューティングに移り、各自ジャンプシュート80本(40本/片面)とフリースロー40本(20本/片面)の成功数を課され、11時に練習は終了した。そして、終わりのミーティングで今日の午後のスケジュールが選手たちに伝えられた。

ミーティング
今日のミーティングは冒頭、前回のアウェイゲームのことから始まった。それはホテルから試合会場へ向かうまでの約1時間のことである。その移動中、バスの中で寝ていた選手が何人かいたのだが、試合前に寝れるということは試合のことを何も考えていない証拠であると指摘された。本来であれば、各自が自分を奮い立たせるため、ゲームに集中する為、そして自分の役割を認識する為など色々なことが脳裏を駆け巡るはずだと。要はゲームに入っていく姿勢に問題があり、勝負事に身を置いているスポーツ選手の在り方について説明があった。また、スポーツ科学上、仮眠し起きてから2時間を経過しなければ、その選手がもっている能力を充分に発揮できないということも世界の一流選手が証明していることも付け加えられた。その後は、チームにおけるオフェンス・ディフェンスのテーマと各ポジション別のポイントについて話しがあった。最後にスポーツ選手にとって大切な食事について説明があり、今日の昼食について中村トレーナーより具体的な指示があった。

練習ゲーム(2戦目)
前半、前回同様硬さのとれない日本はすぐさまタイムアウトを取り、立て直す。序盤はリードを許すも、リズムを掴んだ日本はボールがよく回りインサイド・アウトサイドから得点を重ねる。また、激しいディフェンスから相手の思うように攻撃させず、52‐43と9点リードして、前半を終了。後半に入っても試合の流れは日本のペース。プラも戦術を変え必死に食い下がるが、終始安定した攻撃と激しいディフェンスでプラを圧倒。第1ピリオド以降一度も逆転されることなく、終わってみれば22点差の98‐76で初勝利を挙げた。

試合後の東野AC談
今日はゲーム前から選手達の目が違っていました。ゲームの入り方は良くなかったのですが、すぐに切り替えることが出来たのが大きかったです。選手達は相手のことよりも自分がやらなければならないことに集中していました。ヘッドコーチも言っている様に、今は勝つことよりもゲームの内容が大切です。選手達はこれをやれば勝てるというきっかけを掴んだと思います。また、今後チームに何が必要なのか今日のゲームで見えてきましたので、ヘッドコーチとよく話し合いながらチームをサポートしていきたいと思います。

今日のスケジュール
07:30〜 起床
08:30〜 朝食
10:00〜11:00 練習
12:45〜 ミーティング
13:30〜 昼食
14:30〜 フリー
16:20〜 テーピング
17:20〜 ウォーミングアップ
18:00〜19:30 練習ゲーム(2戦目)
20:45〜 夕食
23:00〜 就寝
 
今日のコメント
パブリセヴィッチHC
今日のゲームには満足している。それは勝ったからではなく、練習でやってきたことやゲーム前に選手達に伝えた課題点がクリア出来たからだ。その主な課題点とは技術的なこともさることながら精神的に戦う気持ちを相手にぶつけることである。今日の勝利はこのチームに活力を与えることになったと思うが、勝ち方としては大差ではなく、競った形で勝つことがこのチームが成長するのに望ましい。それは一つのミスや一つの自分勝手なプレーがチームの歯車を狂わせるバスケットの怖さを知らなければならないからだ。シーソーゲームでしか体感できない緊張感や集中力の維持、そして自分が追い込まれた時に自分の力を発揮できるかどうかなどこのチームを強くするためにはまだまだ色々な経験が必要である。今私がこのチームに求めていることは牙を持つことである。しかし、牙を持つには各選手の並外れた努力と厳しい体験や経験を乗り越えなければならず、それ相応の時間をかけなければならない。このチームはようやく噛み付くことを覚え始めた。いい兆候である。
今日のヒーロー:仲村選手 20得点(3P6本、2P1本) アシスト2本、スティール2本、出場時間35分
今日のゲームは前回不甲斐無い形で負けていましたので、「絶対勝ってやる」という強い気持ちで入っていきました。自分自身、足がよく動いていたので、オフェンス・ディフェンスともヘッドコーチが求めるプレーが出来たと思います。ただ、自分としては100%満足できる内容ではなかったので、課題点を克服する為にこれからも努力していきます。次のゲームは今日の相手よりワンランク上だと聞いていますが、今は勝ち負けに拘らず、練習でやっていることが実践でできるかどうかがポイントなので、どんな相手であろうと自分達の目指しているバスケットが出来るように頑張ります。

今日のトピックス
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