女子子バスケットボール日本代表 オーストラリア遠征 / 日本バスケットボール協会 公式サイト
2004 男子バスケットボール日本代表 ヨーロッパ遠征
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男子日本代表 活動レポート
2004年6月14日(月) @クロアチア、ポレーチェ 前に戻る 次に進む
(第19日目)
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○日本代表 94-93 トリグラブ・リエカ●

今日の活動レポート

練習(午前の部)
今朝は9時に集合するグループ(五十嵐、西塔、桜井、大宮、竹内(公)、竹内(譲))と9時30分に集合するグループに分かれていた。先発隊は東野ACとウォーミングアップ。その後、ヘッドコーチよりゲームシチュエーションを意識したボールの運び方をオールコートで行った。それは緩急をつけたドリブルワークで、相手のディフェンスを翻弄させるのが目的。行きは右手のみ、帰りは左手のみをヘッドコーチが納得するまで続けられた。その後、1対1を15分間集中的に行い、後発隊と合流。9時40分からは全員でシューティングを行い、10時20分に終了した。

ミーティング
今日のミーティングは冒頭、ヘッドコーチより去年のヨーロッパ遠征の写真が披露され、写っている柏倉選手や網野選手等の体つきが違うことを話した。「努力すればするだけステップアップし、色々な変化が生じることを認識して欲しい」と伝えた。その後は今日の相手について説明があり、今日のゲームのポイントについて話しがあり、続いて今日のスタートが発表された。最後にこのチームの実践能力は60〜70%で、自分達の実力を100%出し切っていないと指摘。コートに入ったら完全燃焼するように伝えられ、約30分間のミーティングは終了した。

練習ゲーム(5戦目)
前半、序盤は一進一退の展開が続いたが、第2ピリオドに入って日本のディフェンスが効き始め、徐々に日本がリードを広げる。しかし、日本は相手のゾーンディフェンスにうまく対応することが出来ず、36‐35と追いつかれ、日本が1点リードして、前半を終了。後半に入り、日本のディフェンスが機能し、スティールを連発。流れを作り、いい形で加点していくが、リードし始めたところで、相手はまた、ゾーンディフェンスに切り替え、日本はリズムを崩す。8点差まで広げたリードを守りきれず、65対65で延長に。

延長1回目、両チームとも集中力を切らすことなく、一進一退の展開。残り22秒日本は75対73と2点リードしていたが、残り10秒、相手に3Pシュートを決められ、75対76と逆転される。しかし、日本は残り3秒で#12渡邉がドライブインして、再逆転。勝利したかに思えたその直後相手はロングパスでつなぎ、終了のブザーと同時に日本はファウルを犯し、相手にフリースローを与える。リエカは1本目を決めたものの、2本目をはずし、77対77で2回目の延長戦へ。

延長2回目、ここでも一進一退の展開が続いたが、残り34秒リエカにジャンプシュートを決められ、86対89で3点ビハインド。しかし、日本は残り22秒#9仲村が3Pシュートを決め、89対89の同点に追いつき、3回目の延長戦へ。

延長3回目、動き始めたのは残り2分から。リエカが得点し、日本が追いかける形になり、残り48秒91対93で2点ビハインド。日本はフォーメーションで仕掛けるがうまくいかず、攻めあぐねる。24秒計が残り3秒になったところで#9仲村が値千金の3Pシュートを決め逆転。日本は残り20秒を守り切り、94‐93で激戦を制した。

対戦相手(トリグラブ・リエカ)
創部1946年。58年の歴史を持つチーム。ユーゴスラビアリーグの前身グディアリーグ発足時に設立。現在、クロアチの1部リーグで活動し、昨シーズンは7位(12チーム中)。プレイヤーは全員クロアチア人で構成され、外国人選手はいない。また、ヘッドコーチは(Mr.Osigurnje)は6カ月前に就任したばかり。

マルドス体育館
今日試合が開催されたマルドス体育館で1997年に男子日本代表チームが来訪。クロアチア代表と強化試合を行った。当時の日本代表には古田キャプテンも名を連ねており、本人に確認したら「ここでは苦い思い出しか残ってない」とのこと。当時のクロアチア代表にはNBAで大活躍し、シカゴ・ブルズの黄金時代を築いた立役者の一人、クーコッチ選手(現ミルウォーキー・バックス)がいて会場は満員札止めだったとのこと。

ログラへ
ヨーロッパ遠征も折り返し地点までやってきた。2週間滞在したこの地ポレーチェ、そして、ホテルディアマンテ。(滞在中の気温は最低10℃〜17℃、最高は19℃〜32℃。)バスケットボールをする環境としては申し分なかった。ここから、次のキャンプ地ログラ(スロベニア)へ向かう。明日、バスにて午前9時に出発。途中入国手続きを行い、到着時間は午後2〜3時を予定している。

今日のスケジュール
07:00〜 起床
08:00〜 朝食
09:00〜10:20 練習
12:30〜 ミーティング
13:00〜 昼食、フリー
16:00〜 バス移動(リエカ市)
18:25〜 ウォーミングアップ
19:00〜21:10 練習ゲーム(5戦目)
21:30〜 夕食
23:00〜 バス移動
24:30〜 ホテル到着
 
今日のコメント
パブリセヴィッチヘッドコーチ
今日のゲームはこの2年間でも満足できるゲームの一つに入る。勝利という結果よりも、選手が強い意思をもって、最後まで諦めず、プレーしてくれたことが何よりも嬉しい。私が目指すチームにまた一歩近づいてきたと実感した。しかし、まだまだ改善しなければならない部分も見えたゲームでそのことも私にとっては収穫だった。今日のゲームはどちらが勝ってもおかしくない内容であり、クオリティーの高い内容となったが、我々の方が最後は勝ちたいという気持ちが強かった分、いい結果が出たと思う。集中力と連帯感、そしてその二つを支える精神力がこのチームに必要でそれはまだまだ充分ではない。これからも私が選んだ選手達と真正面から向き合って、チームの総合力をあげて行きたい。
今日のヒーロー:#9仲村選手 18得点(3P5本、2P1本、FT1本) アシスト1本、スティール3本、リバウンド4本、出場時間37分
今日はいつも通りディフェンスから入ってリズムを作ろうと思っていました。アップの時にタッチがよかったので、今日はいけるかなと思ったのですが、シュート率はあまりよくありませんでした。ただ、大事な所で決めることが出来たことに満足しています。こういうゲームで結果が出るとチームとして底力がついてきますし、今年のチームは日々成長しているのが、実感出来ます。若いメンバーにとっても、いい経験になったと思うし、これからもチーム一丸となって上を目指して頑張ります。

今日のトピックス
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