女子子バスケットボール日本代表 オーストラリア遠征 / 日本バスケットボール協会 公式サイト
2004 男子バスケットボール日本代表 ヨーロッパ遠征
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男子日本代表 活動レポート
2004年6月25日(土) @スロベニア、ログラ 前に戻る 次に進む
(第30日目)
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○日本代表 95-70 スロヴェン・グラデッツ●

今日の活動レポート

練習(午前の部)
11時30分体育館集合。東野ACの担当でウォーミングアップを15分間行い、その後シューティングへ。各自ジャンプシュート80本(40本/片面)とフリースロー40本(20本/片面)の成功数を課され、12時20分に練習は終了した。午前の練習は今日のゲームに備え、軽めとなった。

ミーティング
今日のミーティングはまず、代表チームの使命である文化交流について話しがあった。「今日、試合会場があるスロヴェン・グラデッツ市は日本の新潟県新井市と姉妹都市の関係を締結しており、今日は偶然にも新井市の市長が訪問する日と重なっている。我々がそこでゲームをすること自体に大きな意味を持つ。服装ひとつとっても日本の代表チームとしてちゃんとしなければならない。」その後、今実施しているフォーメーションの確認し、続けて対戦チームのことについて話しがあった。最後にスターティング5が発表され、午後1時15分に終了した。

練習ゲーム(6戦目)
前半から日本は激しいディフェンスで主導権を握り、徐々にリードを広げる。第2ピリオドに入って日本は動きが悪くなり、5点差まで追いつかれるが、ディフェンスをオールコートプレスに変え、リズムを取り戻す。日本はスチールからの速攻や相手のミスを誘うなどして得点を重ね、46-32と日本が14点リードして、前半を終了。

後半に入り、両チームとも得点を重ね、点差は変わらない。日本はオールコートプレスを効果的に活用し、相手に流れを渡さず徐々に突き放す。途中、相手はゾーンディフェンスなどで応戦するも日本はうまく対応。95対70で日本が圧勝し、このシリーズ5勝目を挙げた。これで日本は通算成績を5勝2敗とした。

スロヴェン・グラデッツ市
スロベニアの中央北部に位置する同市は人口1万2千人。1997年に新潟県の新井市と姉妹都市の関係を結ぶ。当時、日本の政府がスロベニアに対し、姉妹都市提携の話を切り出し、実現した。同市は文化の町として国からお墨付きをもらっており、代表的な文化遺産としては作曲家の「フーゴ・ウォルフ」の生家が残っているという。現在は音楽学校として使用しているそうだが、この作曲家には日本に1万人以上のファンがいるという。

また、この市ではハンドボールチームがあり、スロベニア国内1部リーグに所属し、代表選手も3人いるとのこと。1番の人気スポーツはハンドボールで、2番目にバスケットボールがランキングしている。なお、スロベニアにはバスケットボール選手として2000人登録しており、その内6人がNBA選手である。

ダンクのオンパレード
今日もやってくれました。試合前のレイアップ。エンジンがかかってきたのか、一人二人とダンクし始め何巡かした後、古田キャプテンがさりげなくダンク。それを見ていた渡邉選手も軽やかにダンクし、「俺のダンクも見てよ」とばかり次々ダンク。触発されたのかガード陣もリングに触りながらレイアップを決めてくれます。

極めつけは網野・桜井・大宮3選手のバックダンクで締めくくられ、親善試合に華を添えていました。日本のファンの皆さん。キリンカップでは会場から「ダンク」コールをして下さい。選手達は必ずや皆さんの声に応えてくれると思います。念のためにお伝えしますが、今日はヘッドコーチからの指示はありませんでした。

今日のスケジュール
08:30〜 起床
09:00〜 朝食
11:30〜12:20 練習
12:45〜13:15 ミーティング
13:20〜 昼食
14:00〜 フリー
16:00〜 バス移動(スロヴェン・グラデッツ市)
17:00〜 市役所到着
17:15〜 歓迎レセプション
18:15〜 体育館到着
18:20〜 テーピング
19:20〜 ウォーミングアップ
20:00〜21:30 練習ゲーム(7戦目)
22:00〜 夕食
23:30〜 バス移動
24:45〜 ホテル到着
 
今日のコメント
パブリセヴィッチヘッドコーチ
今日のゲームは最後まで満足の出来るものではなかった。確かに昨日もハードな練習を行ったし、遠征の疲れも溜まっていることは充分理解している。試合は大差で勝ったが、我々の持ち味であるスピードと粘り強いディフェンスが部分的にしか見られず、集中力も散漫になっていた。前にも言ったが自分の限界を超えた時に生み出すポジティブな力がこのチームに必要なのだ。明日のスロベニア代表戦はこの遠征の集大成にしたいと思っているので、今一度、気持ちを切り替えて、試合に臨みたい。ただ、今日は別の意味でいい一日であった。それは日本の代表チームとして文化交流に貢献出来たからだ。我々は日の丸を背負っている以上、ただ試合に勝つためだけに活動してはいけない。それは代表チームの宿命である国際的なスポーツ文化の交流を行うことである。親善大使とまでいかなくとも、その国、その街、そこで生活している人達に対し、バスケットボールを通して何か心に残るものを提供し、敬意を表することをしていかなくてはいけない。なぜなら、我々はどこに行こうとも日本を代表するチームだからである。今日の親善試合を実現するにあたり、日本のスロベニア大使館の方々を初めとした多くの関係者の人達にこの場を借りて、感謝申し上げたい。
マティアジュ・ザノシカ市長(スロヴェン・グラディツ市)
本日はこのスロヴェン・グラディツ市にようこそいらっしゃいました。日本の代表チームが来訪して頂き、大変光栄に思います。我々の街は日本の新潟県新井市と姉妹関係を結んで早7年になります。今日は偶然にも新井市の入村市長もお見えになっており、嬉しいことが重なりました。我々は日本の国とは新井市を通して文化交流を盛んに行って参りましたが、今回日本にあるスロベニア大使館よりお話しを頂き、これから行われる親善試合を組むことが出来ましたことは私どもの文化交流に華を添えて頂きました。こうしてスポーツ文化の交流が出来ることも両国にとって喜ばしいことであると信じます。短い時間ではありますが、この街に来たことがよい思い出になることを祈り、歓迎の意を表します。

今日のトピックス
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