スペイン遠征最終日 長かったスペイン遠征も今日が最終日。滞在した都市は「パレンシア」「ビルバオ」「サラゴサ」「サンティアゴ・デ・コンポステラ」そして最終地「ルーゴ」。試合だけをしに「ビーゴ」というポルトガルとの国境に近い都市にも行った。現在滞在しているルーゴは、日中30度以上に上がり日差しも強い。日中は暑くて表にはあまり出ない選手たちだが、早朝は毎日欠かさず体操とランニングから始まる。この朝の体操では日替わりで掛け声(意気込み)をかけることになっている。今日の掛け声担当は畑選手。「今日は最終日なので頑張りましょう!」という元気な掛け声のもと、最終日が始まった。 有意義だったスペイン遠征の全日程が終了 スペイン遠征の全日程を終えた女子日本代表。このスペイン遠征に参加した日本代表とU-22代表の17名の中から、12名が選出され、7月16日からのジョーンズカップと12月のアジア競技大会に出場することになる。たくさんの移動があった中でベストコンディションを作っていくこと、海外のチームと対戦することで経験を積んだ今回のスペイン遠征。この有意義な経験を今後につなげていきたい。 最後のバス移動 最後のバス移動は宿泊施設のルーゴからマドリードの空港まで。午後11時に夕食が終わってから荷物をまとめ、眠い目をこすりながら朝の4時半に宿泊施設を出発。ここから5時間半のバスの旅となった。実は「5時間半もバスに乗るということを選手たちに早くから伝えると気が重くなるのでは」と考えたスタッフは、帰国前日に発表。選手からはブーイングが出るかと思ったが、「乗らなきゃ帰れないし」「もう、こうなったらバスで寝ます」と、意外にもクールな反応。このスペイン遠征でバス移動に慣れた選手たちだった。マドリードの空港では、今回のスペイン遠征で通訳として帯同してくれた岩瀬裕子さんに感謝の気持ちを述べて、スペインをあとにした。 ルーゴ大学学生寮に感謝 朝食を食べる時間がないということで、宿泊施設からの差し入れとしてブレックファストBOX(袋)が渡された。学生寮の方に聞くと、サンドイッチとバナナ、ヨーグルト、飲み物が入っているという。バスに乗った直後はあまりの睡魔で中を開けることもなく眠りについたスタッフ・選手たちだが、トイレ休憩があった朝8時頃、一斉に目が覚めて朝食を食べ出した。すると…中を開けてビックリ! 30㎝はあろう噛みごたえあるフランスパンにハムが挟まったサンドイッチに、1リットルのフルーツジュースのパックがドン! およそ5人前。確かに重い袋だとは思っていたが…。「ありがたいけれど、物には限度ってものがある」と内海HCも苦笑い。でも学食のおばさんたちが日本代表のために作ってくれたかと思うと、感謝せずにはいられない。ルーゴ学生寮の皆様、毎日おいしい食事をありがとうございました&お世話になりました。
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