練習(午前) 午前中は体育館が使えなかったため、体育館のコートの脇を使ってストレッチとランニングを45分間したあと、体育館に併設しているトレーニングジムを利用してウエイトトレーニングを45分間行った。「女子選手の場合はウエイトトレーニングをやらなければすぐに筋力が落ちてしまう。今日はトレーニングジムを使えたためウエイトトレーニングを行った。何も体育館を使うだけがバスケットではないので、こうした海外遠征では体を作るためのメニューや場所を工夫していきたい」と内海HC。 練習(午後) 17時から18時30分まで1時間半、体育館で練習を行った。5対0から始まり、4対4、15点先取のゲーム、5対5と、これまでのゲームで出た課題を修正しながら行われた。最後にシューティングを10分間行い、今日の練習は締めくくられた。 キリスト教三大聖地の世界遺産を見学 現在滞在しているサンチアゴ・デ・コンポステラは、エルサレム、ローマと並ぶキリスト教三大聖地。19世紀初頭、キリスト12使徒の一人である聖ヤコブ(スペイン名サンチアゴ)の墓が発見されて以来、キリスト教の聖地として多くの巡礼者を受け入れてきた街だ。フランスとスペインの国境にあるピレネー山脈を越えると、西に続く「巡礼の道」がスタート。そこからキリスト教信者が一途に目指したのが、このサンチアゴ・デ・コンポステラなのだ。ヤコブの遺体が安置されているカテドラル(教会)がある旧市街地は世界遺産に登録されている。男子代表ジェリコHCの提案で、男女日本代表チームは午前と午後の練習の合間に、この素晴らしい世界遺産の街並みを見学しに出掛けた。 世界遺産の旧市街は中世の面影を色濃く残す街並みや荘厳な雰囲気の教会が並び、選手たちは皆、感動の面持ちでカメラを向けていた。ここサンチアゴは「雨」「祈り」「学問」の街と言われているが、滞在した2日間は日本代表を歓迎してくれたかのような青い空。以前、スペインのクラブチームを指導していた時に、ここから約100km離れた街に住んでいたことがあるジェリコHCいわく「こんなに天気がいい日が続くのは珍しい」と語るほど。そんな晴れた空の下、「願い事が叶う」と言われるカテドラルを選手全員が巡礼。どうか、日本代表選手の願いが叶いますように…。
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