今までのサイクル通り、8時に起床、8時30分から9時まで朝食。
　
9時45分に練習場となるシロキ・ブリイェグのアリーナへと出発。10時から練習を始める。最初は下地アシスタントコーチによる30分間のウォーミングアップ。それから2グループに分け、片方がウェートトレーニング、もう片方はピック＆ロールやシュートなどの練習。40分後に入れ替わり、全員が揃ったあとはクーリングダウンで終了。
　
トレーニング終了後ホテルへと戻り、13時から昼食。午後のミーティングまで休憩。ヘッドコーチとスタッフは市役所の誘いで、教会横のギャラリーや美術大学へと案内された。
　
17時45分からはミーティング。これまでの試合のビデオテープを見たのち、18時45分に再びアリーナへと出発。遠征前半で体力テストやフィジカルトレーニングを担当したドラガン・ミラノヴィッチ教授と助手のルカ・ミラノヴィッチ氏がザグレブから訪れ、ダッシュやジャンプ力、持久力、柔軟性など選手達の体力がどれだけ向上したかの7項目のテストを行った。遠征初めに行った同様のテストよりも数値が上がった選手が多く、トレーニング効果がしっかりと現れていることが実証された。
　
ホテルに戻ったのち夕食。今日は伊藤俊亮選手の24歳の誕生日ということでケーキがプレゼントされた。23時に就寝となった。
　
明日はクロアチアのクラブチーム、アルカル・シンと対戦予定。

クロアチア人が多く住むここヘルツェゴビナ地域は三つの通貨が流通している。現地通貨であるコンパチブル・マルク、クロアチア通貨のクーナ、そしてユーロ。現在滞在している場所はクロアチア人地域であり、コンパチブル・マルクの信用度が低いことからスタッフにとってはとかく厄介な問題だ。日本出発から数えると日本円、USドル、トラール(スロベニア)の三通貨を加え、計6通貨で準備、支払いしなくてはならない。クーナで支払いをして、お釣がコンパチブル・マルクということが日常茶飯事。選手達も何ヶ国もの通貨が財布に混ざり、どれがどこの国の通貨か混乱している様子だ。