2006男子バスケットボール日本代表 ヨーロッパ遠征 / 日本バスケットボール協会 公式サイト
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男子日本代表 活動レポート
2006年6月7日(水) @スロベニア、ログラ 前に戻る 次に進む
(第4日目)
今日の活動レポート

練習(午前)
午前の練習は10時からスタート。ミラノヴィッチ教授の掛け声でウォーミングアップが始まり約20分間体をほぐす。この後は「ミラノドリル」のオンパレード。コートのラインを縦横に使ってランニングドリル、ディフェンスのステップドリルから腹筋と背筋のドリルなどを行い、午前11時に漸くウォーターブレイク。

高地だけあり心拍数の上がり方も早いので汗も容赦なく噴き出してくる。その後はウェイトトレーニングルームに移動して10箇所のステーションを3セット、例年通りバスケットボール選手に必要な筋力をつけるためのトレーニングを行った。最後にシューティングとクールダウンのストレッチングを行い、午前の練習は終了した。

練習(午後)
午後の練習は7時から始まり、ミラノヴィッチ教授から次々とウォーミングアップのメニューが出てくる。オールコートを使って3人一組でシューテイングドリル、2人一組のストレッチやシューティングとディフェンスのステップワークをミックスしたドリルなど選手達は息つく暇も無くドリルをこなし、約30分のウォーミングアップは終了した。体の温まった選手達はジェリコHCに引き継がれ、恒例の1対2。オールコートを使ってオフェンス1人がディフェンス2人に対してどう攻めて行くかだが、オフェンスのドリブルスキルと俊敏性と判断力が試される。

約20分間続いた1対2のあとはバスケットボールコート2面を使って1対3を行い、最後にシューティングで息を整えた。このあとはミラノヴィッチ教授に再度バトンが渡され、マットの上でボールを使った腹筋ドリル。次に3つのグループに分かれてステップドリル、ディフェンスのステップドリル、そしてバランスボードをローテーションを組んで行った。最後にマットの上でクールダウンのストレッチングを行い、午後9時に終了した。

天気
朝、テレビを付けてログラの天気予報を見た。晴れ時々雪・・・・・?窓の外を見ると雲ひとつ無い晴天。昨日の豪雨や雪がウソのようだが、これも山の天気か。半信半疑で練習に向ったが体育館での練習が始まってからは天気のことは忘れていた。練習が終わり、ふと外を見てみると予報通り雪が舞い降りていた。

その後、しばらくして見ると雹(ひょう)のような大粒の雨に変わった。しかし、体育館から部屋に戻る数分の間に快晴に戻っており、パノラママジックショーでも見ている気分だった。その後は雲ひとつ無い天気で黄昏時を迎え午後の練習に入ったが、改めてログラの天気予報の確度を思い知らされた。

因みに今朝の最低気温は1℃で最高気温は10℃。6月の天気になるのはいつの日になるやら・・・。今夜は週間予報を調べてみよう。

今日のスケジュール
08:30〜 朝食
10:00〜 12:00 練習
13:30〜 昼食
19:00〜 21:00 練習
21:30〜 夕食
23:00〜 就寝

今日のコメント
折茂選手
今回のヨーロッパ遠征は初めてですが、経験者から色々と話しは聞いていました。しかし、予想以上にハードな練習で自分の年齢を考えると身体的にはとてもきついです。ただ、日の丸を背負うことが出来るこの場所は自分にとって一番輝けるところだと信じているので、自分にチャレンジするつもりで毎回の練習に取り組んでいます。国を代表することはスポーツ選手にとって最高の名誉であり最高の舞台に立てる権利を持つわけで、中途半端な気持ちでこの場所に居てはいけないと思っています。だから4年前は代表を辞退したのですが、今年代表候補に選ばれた時、かなり悩みましたが現役である以上、求める場所はここにあるという答えを見つけることが出来ました。それから、家族の理解とサポートがあったことも、もう一度この場所に戻ることを決意した理由です。代表チームというのはドリームチームであり、また幻のチームでもあるわけですが、何十万人いる競技者の中の頂点に立つわけですから日の丸を付けただけで満足してはいけないし、代表選手の責務はコートの上だけでなく、コート以外にいる時も常に肝に銘じていなければいけないことで、その責任はとても重いものなんです。今年の世界選手権では日本で開催されることもあり、ここにいる一人ひとりがその責任と義務を認識しなければいけません。国民の方というと大袈裟かもしれませんが、多くの方々が自分達のパフォーマンスに期待していると思いますし、世界の舞台で恥じないような試合内容にすることが自分達に課されたことなので、練習がきついのは当たり前で、こういう練習を乗り越えてこそ次のステップに進めるはずです。自分としては4年ぶりに背負う日の丸の重みを胸に刻み、フォア・ザ・チーム(For the team)の精神と自分自身が輝ける場所にするため、日々全力でこのヨーロッパ遠征に取り組んでいきたいと思います。

今日のトピックス
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