国際親善試合2010第1戦、日本代表vsレバノン代表の一戦は、立ち上がりから高さのあるレバノンがリバウンドを制し、試合を優位に進めていく。それに対し日本は、粘り強いディフェンスで相手のミスを誘い、アウトサイド陣の外角シュートや#8青野のインサイドプレイで終始追い上げる形となる。第4ピリオドの残り4.3秒、#17木下のドライブからのレイアップシュートで延長戦へ持ち込む。だがその後、日本は疲れが見え得点につながらず、92-87で黒星スタートとなった。
第1ピリオド、互いにマンツーマンディフェンスでスタート。立ち上がり、両チームともになかなか外角シュートが決まらないが、開始2分に日本#8青野がフリースローで初得点し、2-0で先制する。だが、すぐさまレバノン#7ファヘドが3Pシュートを決めて振り出しに戻し、その後は一進一退の攻防となる。残り5分、日本はディフェンスをゾーンに切り替えて相手のミスを誘い、さらにオフェンスでは#8青野がインサイドで奮闘し、10-10の同点に追いつく。しかし終盤、レバノン#6マハムードや#14レダが立て続けに3Pシュートを決め、19-14とレバノンリードで終了。
第2ピリオド、日本はゾーンディフェンスからアーリーオフェンスを展開し、#18広瀬が外角シュートを決め応戦する。対するレバノンも手を緩めることなく、#6マハムードの3Pシュート、#14レダのブロックショットで27-19とリードを保つ。すかさず日本はタイムアウトを要求すると、その後#8青野のインサイドプレイ、#9川村の3Pシュートで30-30の同点に追いつく。これで勢いに乗った日本は、残り2分30秒に#17木下がフリースローを沈め、ついに逆転に成功する。だが、レバノンは#6マハムードが3Pシュートで入れ返し、その後は互いに一歩も譲らない攻防となる。37-35、2点ビハインドで前半終了。
第3ピリオド、出だし、日本は#17の3Pシュートで流れを掴むと、連続してシュートが決まり、開始3分で43-38と主導権を奪う。しかし、レバノンも#5ブローマンがゴール下で本領を発揮し、じわじわと追い上げる。日本は#18に広瀬を投入するも、外角シュートは#9川村に頼るのみとなる。一方のレバノンは、#14レダの攻守にわたる活躍で一気に日本を突き放す。54-45とレバノンが9点差をつけ、最終ピリオドへ。
第4ピリオド、日本は2-3ゾーンディフェンスをひき、さらにオフェンスでは#4永山の3Pシュートで反撃の糸口を掴む。その後も立て続きに得点し、じわじわと点差を縮める。残り3分、#9川村の果敢なドライブで加点し、66-62で4点差となる。残り1分30秒、日本は#8青野がフリースローのチャンスを得て確実に得点し、ついに同点に追いつく。最後まで必死のベンチワークでシーソーゲーム続くなか、日本はタイムアウトで戦略を練り、ファウルゲームを仕掛ける。残り4.3秒、2点ビハインドの日本はエンドスローインから#17木下がドライブでゴールを駆け抜け、レイアップシュートへ持ち込む。それが見事にブザービートで決まり、77-77の同点で勝負は延長へ。
延長、レバノンは#7ファヘドの外角シュート、#5ブローマンのゴール下と、次々とシュートを沈めていく。一方の日本は動きが止まってしまい、良い形でシュートまで持っていくことが出来ない。その後も、レバノン絶えず優位にゲームを進め、点差を広げていく。最後まで集中力を切らさなかったレバノンが92-87で勝利し、初戦を制した。
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