練習(午前) 体育館に到着すると、本日夜のゲームに向けての準備が行われている最中。半分のゴールエリアのペイントが装飾されているところだったので、ハーフコートしか使えない中での練習となった。ドライブインからのジャンプシュート、ミートシュートといったコンビネーションシュートや、試合を想定した5対5の確認に多くの時間をとった。またゲーム使用球が練習会場に届いたため、ゲーム使用球を使ったシューティングを最後に行い、ボールの感触を確かめた。パレンシア入りして3日目。時差ボケや体のむくみも解消され、いよいよ、新生日本代表の初戦に向けて気分が高まってきた選手たち。練習量が足りないと感じた選手たちの数名は、体育館からホテルまで約10分間、ランニングをして帰る者もいた。 ゲーム1 今年度の最初の試合を初勝利で飾った。出足こそ高さで苦しんだが、要所でファーストブレイクと3Pシュートが決まり、前半を8点リードで折り返す。しかし、経験を積ませるために若手を積極的に起用した第3ピリオド、日本はディフェンスの甘さから逆にリードを許して一時は9点のビハインド。第4ピリオドに入り、#10内海の3連続3Pシュートで同点に追いついた日本。最後は#13大神のブザービーターシュートが決まり、劇的な逆転勝利を収めた(詳細はゲームレポートを参照)。 男女日本代表は、ともにアウェイでブーイングが起きた中、最後までタフなゲームを展開した。男子代表・パブリセヴィッチHC、女子代表・内海HCはともに試合を観戦。勝利のあとは、お互いの健闘をたたえあった。 官庁表敬訪問 午後2時よりパレンシア一帯を管轄する官庁を表敬訪問した。男子代表はパブリセヴィッチHC以下、選手全員が出席。女子代表は試合時間の都合で準備時間に充てていたため、代表して内海HCと梅嵜ACが出席した。県副知事より「私たちは日本バスケットボール代表チームを迎えることを光栄に感じています。いい試合をパレンシアの皆に見せてください」と歓迎を受けた。また職員の方から由緒ある会議室の数々、16世紀から使用されている調度品、パレンシアの歴史が描かれた壁画などの説明を受けた。最後に記念品の贈呈があり、記念撮影をしたあと官庁を後にした。
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