練習(午前) AISにて11:00〜12:30まで1時間半の練習を行った。昨日の試合でオフェンスのリズムが悪かった反省をふまえ、フリーランス・オフェンスの確認に時間を割いた。この練習は5対0で行い、的確なシュートセレクションを作れるまでパス&ランとスクリーンで形を作っていくもの。ディフェンスを想定しながら頭を働かせて動くため、何度も何度も繰り返し行われた。最後にシューティングを20分間行い、練習をしめくくった。 試合 AISとの第2戦。日本はAISのインサイドを抑えきれず、前半終わって12点のビハインドを負う。だが、後半に入るとインサイドのディフェンスを修正した日本が反撃を開始。#6三谷がリバウンドを頑張り、#7渡辺、#8榊原の3Pシュート、#13大神の速攻で追い上げ、第4ピリオド残り3分に逆転。最後はファウルゲームをモノにして、78−73で接戦を制した。今遠征の通算成績は5勝1敗。 帯同審判・田中氏大活躍!? 試合後の出来事だった。日本対AISの試合が終わるや否や、コートに入ってきたのは世界ジュニア選手権に出場するオーストラリア男子U-19代表と、AISのOBであるU-23の選手たち。20分後に練習ゲームを行うという。「U-23には代表候補の選手もいます」とAIS関係者から説明があり、日本の選手たちがストレッチと帰り支度をしている間、内海HC以下スタッフは興味津々にウォーミングアップを見学していた。その時、事件(!?)は起こった。この遠征で帯同審判を務めている田中氏にAISからラブコールが入ったのだ。「あなたは女子の試合でとってもいいジャッジをしていた。このあと男子の試合があるのだが、もう一試合、レフェリーを務めてもらえないだろうか」 国際レベルのゲームを2試合こなすのは体力的に厳しいものがある。だが、試合時間が迫ってきているためか、田中審判員の返事を聞く前に「では、よろしくお願いいたしますね」と、笑顔で話をとりまとめてしまうAIS関係者。田中審判員はしたたる大量の汗を拭きながら「長いこと審判をしているけれど、こんな経験ははじめて(笑)。こんなレベルの高いゲームを2試合続けて吹くことはなかなかできない。やるしかないでしょう」と快諾。かくして、男女オーストラリアの将来を担う金の卵たちのプレイを肌で感じた田中審判員だった。 試合後、田中審判員がホテルに戻ってきたのは22時頃。「実は一試合終わったあと、さらに10分ゲームがあったんだ」と、苦笑いしながら熱心にオーストラリアチームの練習を教えてくれた田中審判員。明日は練習のみで試合は休息日。ゆっくり休んでください。お疲れ様でした。
|