練習(午前の部) 今朝は夜の練習ゲームに備え、30分遅い10時からスタート。ミラノヴィッチ教授がウォーミングアップを20分間担当した後はシューティングに移り、各自ジャンプシュート80本(40本/片面)とフリースロー40本(20本/片面)の成功数を課され、11時には終了し、軽めの練習となった。その後、学生4名のみ15分基礎トレを行った。西塔・桜井・大宮の各選手は東野AC担当でドリブルワークを、菅谷選手は加賀谷ACとゴール下とフリースローを行った。 ミーティング 正午よりプラ市へ移動して初めて会議室でミーティングが行われた。その主な内容としては2006年までの中期計画の概要や今回の遠征のテーマや位置づけ、そして今日から始まる練習ゲームに向けての気持ちの持ち方や若い選手達にプレータイムを与える方針などが話された。そして、約10試合近く組まれている練習ゲームの目的は結果よりも成長の度合いや改善点を見出すためのものであると説明があった。約1時間に及ぶミーティングはヘッドコーチの考え方や一流選手になる為の精神論で締めくくられ終了した。 今日のゲーム 前半、硬さの見られる日本は身長差のある相手に抑えられ、なかなかインサイドにボールが入らず、アウトサイドシュートに頼る展開。一方のプラはボールがよく回り、インサイド・アウトサイド首尾よく加点し、32‐46と14点リードされ、前半を終了。後半に入っても日本はオフェンス面では単調な攻めで得点が伸びず、ディフェンス面でも相手のボディコンタクトの激しさに圧倒され抑えることが出来ない。第4ピリオドに入って日本は漸くリズムが良くなり、ディフェンスリバウンドから速攻が出たり、要所要所でドライブインや3Pシュートなどで加点。11点差まで猛迫するも残り時間が少なくなり、74‐88でゲームは終了した。 加賀谷AC談 今日のゲームは精神的な部分から相手チームにペースを掴まれ、大量リードを許してしまい、相手優位のままゲームが進行してしまった。1対1における相手を押さえてやろうという気持ちやリバウンドを取るんだというプレーなどファンダメンタルな事が出来なかった。日本チームは今、成長過程にあるので今日の試合内容を踏まえ、今後のコーチングに活かしていきたい。 対戦相手(KK ISTRA PULA/イストゥラ プラ) 創部60年の歴史を持つこのチームは昨年クロアチア国内の1部リーグ(プロリーグ)でファイナル4(12チーム中)まで進んだ古豪のチーム。経済的な理由から今シーズンは2部リーグで活動する予定。プレイヤーの平均年齢は23才で全員クロアチア出身者で構成されている。各ポジション別に日本チームと比べると5~10cm差があり、PGにおいては一番低い選手でも190cmはある。チームの特徴として特筆することは無いが、基本に忠実なバスケットを行うチーム。ただ、ボディコンタクトの強さやオープンショットの正確性はかなり高く、ノーマークはほぼ100%の確立で成功する。HCはJOVANOVIC氏で今シーズンで就任5年目を迎える。
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