女子子バスケットボール日本代表 オーストラリア遠征 / 日本バスケットボール協会 公式サイト
2004 男子バスケットボール日本代表 ヨーロッパ遠征
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男子日本代表 活動レポート
2004年6月6日(日) @クロアチア、ポレーチェ 前に戻る 次に進む
(第11日目)
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●日本代表 74-88 イストゥラ プラ○

今日の活動レポート

練習(午前の部)
今朝は夜の練習ゲームに備え、30分遅い10時からスタート。ミラノヴィッチ教授がウォーミングアップを20分間担当した後はシューティングに移り、各自ジャンプシュート80本(40本/片面)とフリースロー40本(20本/片面)の成功数を課され、11時には終了し、軽めの練習となった。その後、学生4名のみ15分基礎トレを行った。西塔・桜井・大宮の各選手は東野AC担当でドリブルワークを、菅谷選手は加賀谷ACとゴール下とフリースローを行った。

ミーティング
正午よりプラ市へ移動して初めて会議室でミーティングが行われた。その主な内容としては2006年までの中期計画の概要や今回の遠征のテーマや位置づけ、そして今日から始まる練習ゲームに向けての気持ちの持ち方や若い選手達にプレータイムを与える方針などが話された。そして、約10試合近く組まれている練習ゲームの目的は結果よりも成長の度合いや改善点を見出すためのものであると説明があった。約1時間に及ぶミーティングはヘッドコーチの考え方や一流選手になる為の精神論で締めくくられ終了した。

今日のゲーム
前半、硬さの見られる日本は身長差のある相手に抑えられ、なかなかインサイドにボールが入らず、アウトサイドシュートに頼る展開。一方のプラはボールがよく回り、インサイド・アウトサイド首尾よく加点し、32‐46と14点リードされ、前半を終了。後半に入っても日本はオフェンス面では単調な攻めで得点が伸びず、ディフェンス面でも相手のボディコンタクトの激しさに圧倒され抑えることが出来ない。第4ピリオドに入って日本は漸くリズムが良くなり、ディフェンスリバウンドから速攻が出たり、要所要所でドライブインや3Pシュートなどで加点。11点差まで猛迫するも残り時間が少なくなり、74‐88でゲームは終了した。

加賀谷AC談
今日のゲームは精神的な部分から相手チームにペースを掴まれ、大量リードを許してしまい、相手優位のままゲームが進行してしまった。1対1における相手を押さえてやろうという気持ちやリバウンドを取るんだというプレーなどファンダメンタルな事が出来なかった。日本チームは今、成長過程にあるので今日の試合内容を踏まえ、今後のコーチングに活かしていきたい。

対戦相手(KK ISTRA PULA/イストゥラ プラ)
創部60年の歴史を持つこのチームは昨年クロアチア国内の1部リーグ(プロリーグ)でファイナル4(12チーム中)まで進んだ古豪のチーム。経済的な理由から今シーズンは2部リーグで活動する予定。プレイヤーの平均年齢は23才で全員クロアチア出身者で構成されている。各ポジション別に日本チームと比べると5~10cm差があり、PGにおいては一番低い選手でも190cmはある。チームの特徴として特筆することは無いが、基本に忠実なバスケットを行うチーム。ただ、ボディコンタクトの強さやオープンショットの正確性はかなり高く、ノーマークはほぼ100%の確立で成功する。HCはJOVANOVIC氏で今シーズンで就任5年目を迎える。

今日のスケジュール
07:30~ 起床
08:00~ 朝食
10:00~11:00 練習
12:00~ ミーティング
13:00~ 昼食
14:00~ フリー
16:30~ バス移動(プラ市内)
19:00~20:30 練習ゲームⅠ(対イストゥラ・プラ)
21:00~ バス移動
22:15~ ホテル到着
22:30~ 夕食
24:00~ 就寝
 
今日のコメント
パブリセヴィッチHC
今日のゲームは予想した通りの展開になった。満足できる部分もいくつかあったが、技術以前の問題が浮き彫りになった。今年の代表活動で昨日初めてオフェンスに関する決め事を伝えたが実践されたのは数える程度。相手のペースに飲まれ、今年の日本チームの特徴である機動力が活かされたのは第3ピリオドの終わりと第4ピリオドの中盤以降だけである。今このチームに必要なことは実践的な経験を積むことである。その経験が無いと対戦したことのないチームと平常心で戦うこと、つまり自分達の持ち味を出すことが出来るようになるには難しい。世界選手権(2006年開催)ではどのチームも熾烈な予選を勝ち抜いてきたチームであるので、今その準備をしているわけである。今、選手達に必要なのはコート上で知らない相手と対戦した時に状況を分析し、対応する能力を身に付けることである。そのためには色々な経験を積むことが大事であり、各選手に考えさせる時期なのである。とにかく、今やっていること全てが勉強なんです。
古田キャプテン
今日のゲームは反省点の多い内容でした。昼のミーティングでヘッドコーチから言われたことが頭では理解していても実行することがどれ程難しいか、各自分かったと思います。ミスが多く、シュートの決定力が低ければ、当然の結果です。これ以上悪いゲームは今後しないと思うし、あってはならない。次も対戦チームは同じなので、各自でよく考えこの経験を活かせるゲームにしていかなければいけません。

今日のトピックス
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