2005男子バスケットボール日本代表 ヨーロッパ遠征 / 日本バスケットボール協会 公式サイト
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2005年6月13日(月) @クロアチア、ポレーチェ 前に戻る 次に進む
(第7日目)
今日の試合結果 ボックススコアへリンクボックススコア ゲームレポートへリンクレポート
第2戦目
●日本代表 74-80 イストゥラ・プラ○
 
6月18日(土)トリグラブ・リエカと対戦予定

今日の活動レポート

練習(午前の部)
今日の午前の練習も10時からスタート。ミラノビッチ教授の掛け声で屋外へ。前回同様、平地でウォーミングアップを行い、体をほぐす。このウォーミングアップも基本的なドリルは変わらないものの色々なドリルがあり、教授に聞いたところ「500種類位はあるよ」と回答。同じドリルではない分、選手達も飽きることなく集中できる。30分後、太田と川村がご指名を受け、先頭にたってランニング開始。最初に10分は軽いランニングだったが、その後は緩急をつけたランニングを15分間、2回行い今日も起伏のある森林の中を走り回った。その後、体育館に戻ってシューティングとフリースローを40分間行い、最後はマットを使ってストレッチング。12時15分に午前の練習を終えた。

ミーティング
今日も昼食前にチームミーティングを行った。このミーティングでは昨日の試合についてチームとしての総評と個人スタッツを見ながら、各選手に良かったプレーと悪かったプレーについて話しがあった。その後、スターティング5が発表され、今日のゲームの相手や自分達がやることについて話しがあり、約30分間のミーティングは終了した。

ゲーム2
前半・・・日本は攻守ともリズム良くゲームを運び、リードを広げる。しかし、プラが日本のディフェンスにアジャストすると日本はファールで相手にフリースローを与えるなどして、徐々に追い上げられる。日本は相手の激しいディフェンスに攻め手を欠き逆転されるが、タイムアウトや選手交代でリズムを変え、一進一退の展開になる。その後、日本は内外角から得点するものの相手も確実に加点し、33対40の7点ビハイドで前半を終了する。

後半・・・日本は激しいディフェンスからリズムを掴み、徐々に点差を縮める。相手の得点を抑えるながら、日本は3Pシュートやフリースローなどで得点を重ね、逆転に成功する。その後、両チーム激しいディフェンスでロースコアの展開となるが、残り2分72対68で何とかリードをキープする。しかし、この後日本は相手の激しいディフェンスにシュートを決められず、得点が止まってしまう。残り1分、相手にフリースローを与えてしまい72対74とついに逆転される。この後も疲れの見える日本は足が止まり、ファールを犯してしまう。プラはフリースローを確実に決める一方、日本は再三3Pを狙うがリングに嫌われ、最終的に74対80で第2戦目を落とした。(詳細はゲームレポート参照)

プラ市とイストゥラ・プラ
今日のゲームはプラ市の体育館で行われた。プラ市は我々が滞在するポレーチェから50km南下したところに位置し、 移動時間はバスで約1時間。港町として有名で、水産業が主流。そんな町をホームタウンとするイストゥラ・プラは昨年クロアチア国内2部リーグで優勝し、今シーズンは1部リーグに昇格。登録選手は100名前後いるが、シーズン前に最終選考のテストがあり、ベンチ入りの競争率は高い。しかし、チームの財政状況が厳しいため、殆どの選手は副業をやりながら生計を立てているそうだ。

今日のスケジュール
08:30〜 朝食
10:00〜 12:15 練習
13:00〜 ミーティング
13:30〜 昼食
16:30〜 ホテル出発
17:30〜 体育館到着(プラ市)
18:30〜 20:00 ゲーム2(対プラ)
20:30〜 体育館出発
21:30〜 ホテル到着
22:00〜 夕食
23:00〜 就寝

今日のコメント
ジェリコHC
今日のゲームは我々にとっていい相手であり、意味のある経験をすることが出来ました。選手達は厳しい練習をこなして3日目であり、自分の体が思うように動かない状態で臨んだゲームだったはずです。ゲームに負けることは誰も好きではないですが、自分の体力の限界点と戦いながらゲームをやることは、精神力を鍛える上で必要なことなのです。勝負の世界に「たられば」はよくありませんが、選手達のために言わせてもらうともし万全の状態でこのゲームに臨めば、もっと楽にゲームを展開出来たと思います。バスケットボールのゲームで40分間集中する難しさやゲームの勝負所で何をしなければいけないか理解する近道は実戦しかないのです。次のリエカとのゲームも今の我々の実力にはいい相手です。ゲームを通じて選手達の理解力や実践力を確認しながら、遠征のプログラムを遂行していきます。
ミルキッシュHC(イストゥラ・プラ)
1年ぶりに対戦しましたが、日本チームの成長の早さに正直驚いています。それはこの1年、努力してきたことが結実してきた証拠だと思います。去年対戦した時よりディフェンス力が向上しているのは今日のスコアで我々の得点の内、3分の1がフリースローだということで証明出来るでしょう。去年のようにボディコンタクトを避けることも見受けられませんでしたし、このまま続けていけば対戦相手は簡単に攻めることは難しくなるはずです。それに加えてオフェンス力、特に外角のシュート力が良くなっていると感じました。それはパーセンテージで見るのではなく、必要な時に得点をとってくるという意味です。今日も2回突き放すチャンスがありましたが、それは出来ませんでした。今日は我々もいい経験をさせてもらいました。世界選手権での日本チームの健闘を期待しています。

今日のトピックス
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