観光日 今日はこの遠征唯一の観光日。ヘッドコーチの「ヨーロッパの文化にも触れて欲しい」という想いから実施するもので、今年で3回目。1回目はクロアチアにあるプリトビッチェ国立公園(世界遺産)や城壁に囲まれた街ドブロブニク市(世界遺産)、そしてイタリアのベネチアに足を伸ばした。2回目の去年はオーストリアのウィーンでベルべデール宮殿やシェ−ンブルン宮殿を訪れたり、旧市街地をバスで回ったりした。そして、今年はオーストリアのカレンツィア地方にあるクラゲンフルト(Klagenfurt)という街が選ばれた。 午前8時30分にホテルを出発。ログラを下山し、山間部を抜けて一路オーストリア国境へ。途中、放牧された牛たちや長距離トラックなどとすれ違いながら曲がりくねった道をひた走る。10時、オーストリアとの国境に到着。入国手続きを済ませ、高速道路に。11時にトイレ休憩を挟み、現地に到着したのは12時だった。 スロベニア人(クラゲンフルト在住)のガイドさんが乗り込み、この後のスケジュールを説明。予定より1時間以上到着が遅れた我々は早速、昼食をとるレストランへバスで移動。12時30分についた場所は湖に面したレストラン。このカレンツィア地方は200の湖が点在し、目の前に広がる湖はこの地方最大のウォルタシー湖。どの湖も水質がよく、どこでも泳げるらしい。我々は湖の見渡せる席に案内され、待つこと5分。出てきたのは牛肉の煮込みこってりソース付きにパンとポテトを混ぜたような添え物。お腹を空かせていた選手達は皆舌鼓を打ちながら平らげ、ようやく落ち着いた様子。直ぐにデザートが出てきて、昼食のメニューは終了。食べ終わった我々はこのレストランのオーナーと記念写真を撮って、移動。 レストランを後にした我々は湖のほとりを5分ほど歩き、遊覧船乗り場へ。ウォルタシー湖を一周する船に乗り込んだ我々は2階席へ。このウォルタシー湖のほとり、実は殆どが私有地となっており、無闇に歩き回ることは出来ないという。所有者はドイツ・オランダ・ポーランドそしてオーストリアのお金持ちで音楽家や芸術家もいるらしい。約45分間の遊覧も終わり下船する時、アクシデントが起きた。船の2階から1階に降りようとした竹内譲次選手が滑り落ちたのだ。先に下船していた選手達は大爆笑。船の階段だけあって幅が狭かったのだろう。一緒に乗船していた老夫婦にも心配された竹内選手は腰の辺りをさすりながら、下船。明日の練習に影響なければ良いのだが・・・ 下船した近くで待っていたバスに乗り込んだ我々はクラゲンフルトの中心街に午後2時45分に到着。場所を決めて一旦散会し、1時間半のショッピングタイム。4時15分に再集合した我々はガイドさんにお別れを言ってバスに乗り込み、4時30分クラゲンフルトの街を後にした。 2時間半後の午後7時、バスはホテルに到着。その後夕食を取り、選手達は三々五々各部屋に戻っていき、観光の一日は終わった。明日からまた、厳しい練習が待っている・・・
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