練習(午前の部) まず初めに昨夜のゲームについて総評を行った。その中で印象的だったのは、「我々は確実に階段を登っている、その速度は昨年よりも早い。去年この遠征で戦った相手と同じレベルのチームで対戦を組んでいるが、我々が目指すバスケットを遂行すると、去年とは違い、結果までついてくるがよく分かる。この段階ではミスが許される時なので、自分がもっているものを全て出し切って欲しい。このチームの改善点を見つけることもこの遠征の目的であるからだ。」。そして、ボックススコアを見ながら、各自のパフォーマンスについて指摘があった。「次の相手がこのポレーチェで一番レベルの高いチームであるが、今までの戦い方が出来れば互角に戦える」と話があり、約20分間のブリーフィングを終わった。 それからルーカ氏(ミラノヴィッチ教授の長男)が担当するウォーミングアップで練習開始。まず、各自ボールを持ち、オールコートでドリブルワーク。次にボールを持たずにペアを作り、ディフェンスフットワークのドリル。その後、ウエイトルームに移り、前回紹介した7種目をペアで約1時間行った。その後、体育館に戻り、マットの上でパスワークを行ったり、アンバランスボードの上に乗って平行感覚のドリルを行い、11時30分に終了した。なお、今日の午後はこの遠征初めてとなるフリータイムが与えられた。 フリータイム この遠征初めてのフリータイム。各選手にどのように過ごしたかアンケートをとり、大きく分けて二つの答えに集約されました。それは、「昼食後睡眠→部屋で休憩(TVやカードゲーム等)」11名、「外出(買い物等)→熟睡」3名、でした。毎日、ハードな練習が続いていましたので、いい休養になったようです。 国民的行事 今日の午後6時からヨーロッパ選手権2004の予選リーグで「クロアチア対スイス」の試合が行われた。今年はポルトガルで開催されており、殆どの国民はTVを通じて応援しているとか。この日はホテルの従業員も落ち着かず、皆楽しみにしている様子。試合時間と夕食の時間が重なり、レストランのコックやウェイターは交代交代でTV観戦していた。 また、新聞社の1社は、購買促進と雰囲気の醸成のため、昨日・今日の新聞(6クーナ=120円)を買った人に限り、応援Tシャツ(50クーナ=1000円)を買う権利が与えられ殆どの人が購入しているという。クロアチアではサッカーが一番人気があるそうで、熱狂的なサポーターが多い。なお、今日の試合結果は引き分けに終わった。
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