練習(午前の部) 今朝は9時に集合するグループ(五十嵐、西塔、桜井、大宮、竹内(公)、竹内(譲))と9時30分に集合するグループに分かれていた。先発隊は東野ACとウォーミングアップ。その後、ヘッドコーチよりゲームシチュエーションを意識したボールの運び方をオールコートで行った。それは緩急をつけたドリブルワークで、相手のディフェンスを翻弄させるのが目的。行きは右手のみ、帰りは左手のみをヘッドコーチが納得するまで続けられた。その後、1対1を15分間集中的に行い、後発隊と合流。9時40分からは全員でシューティングを行い、10時20分に終了した。 ミーティング 今日のミーティングは冒頭、ヘッドコーチより去年のヨーロッパ遠征の写真が披露され、写っている柏倉選手や網野選手等の体つきが違うことを話した。「努力すればするだけステップアップし、色々な変化が生じることを認識して欲しい」と伝えた。その後は今日の相手について説明があり、今日のゲームのポイントについて話しがあり、続いて今日のスタートが発表された。最後にこのチームの実践能力は60〜70%で、自分達の実力を100%出し切っていないと指摘。コートに入ったら完全燃焼するように伝えられ、約30分間のミーティングは終了した。 練習ゲーム(5戦目) 前半、序盤は一進一退の展開が続いたが、第2ピリオドに入って日本のディフェンスが効き始め、徐々に日本がリードを広げる。しかし、日本は相手のゾーンディフェンスにうまく対応することが出来ず、36‐35と追いつかれ、日本が1点リードして、前半を終了。後半に入り、日本のディフェンスが機能し、スティールを連発。流れを作り、いい形で加点していくが、リードし始めたところで、相手はまた、ゾーンディフェンスに切り替え、日本はリズムを崩す。8点差まで広げたリードを守りきれず、65対65で延長に。 延長1回目、両チームとも集中力を切らすことなく、一進一退の展開。残り22秒日本は75対73と2点リードしていたが、残り10秒、相手に3Pシュートを決められ、75対76と逆転される。しかし、日本は残り3秒で#12渡邉がドライブインして、再逆転。勝利したかに思えたその直後相手はロングパスでつなぎ、終了のブザーと同時に日本はファウルを犯し、相手にフリースローを与える。リエカは1本目を決めたものの、2本目をはずし、77対77で2回目の延長戦へ。 延長2回目、ここでも一進一退の展開が続いたが、残り34秒リエカにジャンプシュートを決められ、86対89で3点ビハインド。しかし、日本は残り22秒#9仲村が3Pシュートを決め、89対89の同点に追いつき、3回目の延長戦へ。 延長3回目、動き始めたのは残り2分から。リエカが得点し、日本が追いかける形になり、残り48秒91対93で2点ビハインド。日本はフォーメーションで仕掛けるがうまくいかず、攻めあぐねる。24秒計が残り3秒になったところで#9仲村が値千金の3Pシュートを決め逆転。日本は残り20秒を守り切り、94‐93で激戦を制した。 対戦相手(トリグラブ・リエカ) 創部1946年。58年の歴史を持つチーム。ユーゴスラビアリーグの前身グディアリーグ発足時に設立。現在、クロアチの1部リーグで活動し、昨シーズンは7位(12チーム中)。プレイヤーは全員クロアチア人で構成され、外国人選手はいない。また、ヘッドコーチは(Mr.Osigurnje)は6カ月前に就任したばかり。 マルドス体育館 今日試合が開催されたマルドス体育館で1997年に男子日本代表チームが来訪。クロアチア代表と強化試合を行った。当時の日本代表には古田キャプテンも名を連ねており、本人に確認したら「ここでは苦い思い出しか残ってない」とのこと。当時のクロアチア代表にはNBAで大活躍し、シカゴ・ブルズの黄金時代を築いた立役者の一人、クーコッチ選手(現ミルウォーキー・バックス)がいて会場は満員札止めだったとのこと。 ログラへ ヨーロッパ遠征も折り返し地点までやってきた。2週間滞在したこの地ポレーチェ、そして、ホテルディアマンテ。(滞在中の気温は最低10℃〜17℃、最高は19℃〜32℃。)バスケットボールをする環境としては申し分なかった。ここから、次のキャンプ地ログラ(スロベニア)へ向かう。明日、バスにて午前9時に出発。途中入国手続きを行い、到着時間は午後2〜3時を予定している。
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