女子子バスケットボール日本代表 オーストラリア遠征 / 日本バスケットボール協会 公式サイト
2004 男子バスケットボール日本代表 ヨーロッパ遠征
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男子日本代表 活動レポート
2004年6月22日(火) @スロベニア、ログラ 前に戻る 次に進む
(第27日目)
今日の活動レポート

練習(午前の部)
今朝はログラ名物、「野外トレーニング」の為、サッカーグランドに集合。ミラノヴィッチ教授より午前に行うメニューの説明があり、スタート。まずは軽いランニングでサッカーグランドを3周。次に上り坂を利用して、ダッシュや腿上げなどを約15分繰り返す。それが終わると6分間でサッカーグランドをランニング。1周90〜100秒で回るというノルマが課せられる。その後、脈を計り、適正度をチェックし、移動する。

向かった先はスキーゲレンデ。もちろん、雪はないのでクロスカントリーとなる。ミラノヴィッチ教授がコースを歩いて説明。アップダウンに加えて、一昨日の雨により足場はぬかるんでいる条件のコースを6分間走る。それが終わると6分間のインターバルを入れ、この日3回目となる6分間走に。それが終わるとまた、6分間のインターバル。このインターバルも休んでいるわけではなく、二人一組でストレッチをしながら、息を整えている。そして、4回目の6分間走。やはり、高地でのランニングはかなりきつく、この4回目が終わったところで漸くウォーターブレイク。各々クールダウンをして、サッカーグランドに戻った。

この時間帯は昨日、紹介したディナモ・ザグレブが練習しており、外周のスペースを利用してドリルを行う。今日のドリルはハードルを使って股関節を柔らかくするドリルやジャンプ力とジャンプ時のボディバランスを養うドリルを行った。そして、最後に軽いランニングでサッカーグランドを3周し、11時30分に午前中の練習は終了した。

練習(午後の部)
ミラノヴィッチ教授のウォーミングアップでスタート。まずは軽いランニングを3周。その後、二人一組でマット利用のストレッチングを10分間行う。次にハーフラインに障害物を置き、オールコートでドリブル&シュート(約10分間)。次にアンバランスボードと平均台を置き、二人一組でパスのドリル(約10分間)。次に二人一組でパートナーの真似をするドリル。ドリブルを使うバージョン(オフェンス面)と使わないバージョン(ディフェンス面)を5分間行った。

その後のドリルはチェイシングゲーム(オールコート)--->ボールをタップして逆面に走り、そこでまたタップして走ることを繰り返す「タップ&ゴー」--->コート上のラインに沿って走るランニング--->ディフェンスフットワークなどを行い、約35分間のミラノドリルは終了した。その後、ヘッドコーチの指導で1on1を20分間。その後スクリメージをホワイトチーム(柏倉、渡邉、網野、竹内(公)、古田)とブルーチーム(五十嵐、柏木、桜井、竹内(譲)、伊藤)に分かれてスタートし、適宜選手交代をしながら、30分間行われ、午後8時15分に練習は終了した。

ハンドボール女子ハンガリー代表
昨日に引き続き、トッププレイヤーがここログラにやってきた。毎年ここで合宿しているようだが、今年はいつもと違う。オリンピックのための合宿だからである。平均身長170cm以上あるプレイヤー、総勢20名の一行は約1ヶ月ここでオリンピック前の最終合宿地として滞在し、そのままアテネに入る予定とのこと。このチームは前回の世界選手権で準優勝をしており、このオリンピックは是が非でも優勝する決意でいるという。

チームの広報担当者は、「この高地合宿が一番選手にとってきついでしょう。しかし、この後アテネに入って1週間リラックスさせる。といっても休養ではなく、プログラム通りに練習はします。そして、8月に入ったら戦闘モードに入ります。やはり、万全のコンディショニングこそがベストパフォーマンスを生み出すので、今言ったスケジュールになっています。」このチームは1日90分間の練習を4回やるそうで体育館をシェアすることになる為、我々の練習時間も多少変動する予定。

今日のスケジュール
08:00〜 起床
08:30〜 朝食
10:00〜11:30 練習
12:30〜 昼食
13:30〜 フリー
17:00〜 テーピング
18:30〜20:15 練習
20:45〜 夕食
23:00〜 就寝
 
今日のコメント
東野AC
私がこの代表チームに加入して、まだ1ヶ月も経っていませんが、毎日の練習は非常に質が高く、中長期的な視野に立ってプログラムされていると感じています。第三者として代表の活動を見ていた時はただ、きつい練習をしているだけという印象でしたが、全くの誤解でした。ヘッドコーチは今、日本のバスケに何が必要で何が足りないか充分に理解した上で、プログラムを組んでいます。この遠征ではコンディショニングを担当されているミラノヴィッチ教授も今ここにいる選手達のレベルに合わせ、何をしたら選手達の潜在能力を引き出せるかスポーツ科学的に分析し、実行しています。2006年に世界の舞台に立つ為の準備は一歩ずつ進んでいると思いますし、世界のレベルに合わせた練習方法を取り入れていると思っています。選手にとっては厳しい練習の日々が続いていますが、日に日にステップアップしていることが分かります。それはヘッドコーチのチームマネージメントもあると思いますが、ここにいる選手達一人ひとりが大きな、夢のある目標に向って進もうとしていることに起因していると思っています。フリースロー1本の大事さ、ルーズボールにダイブする執着心、コートでプレイできる有難さ等、この遠征で選手達は色々なことを考え、色々なことを体で感じているからこそ毎日新しい発見があるはずです。自分達の限界を知り、その限界を超えてこそチーム力は向上します。そして、ヘッドコーチはそれを選手達に常に求めています。なぜなら、世界のトップレベルにいるプレイヤーは誰もがその道を通っていることを知っているからです。ここに来ているメンバーはスタッフも含めて、皆「For the Team」の精神で貴重な時間を過ごしています。私自身、自分の役割を認識し、チームをサポートしていきたいと思います。新生日本代表は今、来るべき日のためにリハーサルを重ねています。どうか一人でも多くの方々にこのチームを応援して頂き、世界の舞台に送り出して頂ければと思います。
菅谷選手
自分が代表候補選手として参加できることを光栄に思っています。今は毎日が勉強で色々なプレッシャーを感じながら練習していますが、中途半端に終わりたくないし、選ばれた以上最後までやり通す気持ちを持って、日々過ごしています。自分の最終目標は日本代表選手に選ばれることなので、このチャンスを活かして頑張ります。

今日のトピックス
Happy birthday! 菅谷選手、二十歳です。
 

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