練習(午前の部) 今朝もログラ名物、「野外トレーニング」の為、10時30分サッカーグランドに集合。今日は午前中の前半をここサッカーグランドで行い、その後は体育館で練習するとヘッドコーチから説明があった。ミラノヴィッチ教授の先導でサッカーグランド中央へ。そこで輪になり、ストレッチングを開始。約25分間行った後、18分間のランニングを行うと説明があった。しかし、ただのランニングではなく、走っている間に教授から「ハイペース」「スローダウン」の号令がかかる。 最初に「ハイペース」がきたのは8分後。前回もお伝えしたように1周90〜100秒で回るというのが通常のペース。この通常のペースも素人から見るとかなりのハイペースに見える。教授の「ハイペース」=ダッシュなのである。サッカーグランドのサイドラインを「ハイペース」、エンドラインを「スローダウン」を何度も繰り返し、残り3分「スローダウン」となった。18分経過後、グランドをウォーキングで1周し終了。その後、クールダウンのストレッチングとフットワークドリルを10分間行い、11時30分に体育館へ。 コーチングスタッフがマット、メディシンボール、平均台、ハードル等をコート上に用意。ミラノヴィッチ教授より8種目のドリルが説明される。メディシンボールを使っての腹筋と背筋、5個のボールを台形のラインに均等に配置し、拾ってからワンステップしてダンクまたはレイアップ、ボードを使ってのリバウンドドリル、ハードルジャンプ、メディシンボールを真上に高く上げるドリル、平均台を障害物に使った3Pシュートドリル、そしてハーフラインまで全力で行うドリブルワークを二人一組で30秒ずつ各ドリルを2セット課せられる。 この集中ドリルもかなりきつく、1周終わる頃には皆汗だく。2セットを全員が終え、オールコート2面の外周を軽いランニングで3周。そしてまた、この集中ドリルを今度は20秒で1セット行い、ミラノドリルは終了した。その後、ヘッドコーチよりシューティングドリルを30分間、二人一組で20本(成功数)交代で行い、12時30分に午前中の練習は終了した。 練習(午後の部) 6時30分、ミラノヴィッチ教授のウォーミングアップでスタート。まずは各自ボールを持って、オールコートのレイアップシュートを3分間。次にボールを使ってストレッチング。その後、またオールコートを使ってレイアップシュートを2分行い、そのまま三人一組でロングパスドリルへ。最後に2メンドリルを行い、約30分のウォーミングアップが終了した。 7時からはスクリメージをホワイトチーム(柏倉、桜井、大宮、竹内(公)、伊藤)とブルーチーム(五十嵐、渡邉、網野、竹内(譲)、古田)に分かれてスタート。随時交代するものの、疲れが溜まっているせいか動きがパッとせず、ヘッドコーチから檄が飛ぶ。15分後、ディフェンスではオールコートのプレッシンングを指示。それは15分間続けられ、7時30分に漸くウォーターブレイク。この30分の間、休みなく殆ど動きっぱなし。 次に明日、明後日のゲームに備えてチーム編成を組み直し、審判も付ける。ホワイトチーム(柏倉、柏木、網野、竹内(公)、伊藤)は加賀谷ACが指揮を執り、ブルーチーム(五十嵐、渡邉、大宮、竹内(譲)、古田)は東野ACが指揮を執ることに。約30分間続けられたがヘッドコーチの指示により、フリースローになるファールは全てスローインで行われた。8時5分にインターバルのウォーターブレイク。この後はフリースローありのゲームに変更。1時間以上オールコートのアップダウンを繰り返している選手達だったが、ここからが凄かった。 疲れているはずなのに、動きが良くなりコンビネーションプレーがうまく機能し始める。タイムアウトや選手交代は両ACが随時行っていたが、8時20分頃にはホワイトチームがディフェンスリバウンドを奪い、先を走っていた網野にパスが通る。ブルーチームも素早く戻るが網野はそのまま走り込んで鮮やかなダンクを披露。その2分後に今度はブルーチームが同じ状況を作り、お返しとばかり桜井が豪快なダンクを叩き込む。その後もクオリティの高いゲームが続き、8時35分ヘッドコーチは練習終了の笛を吹いた。 来訪者 午後の部で審判が登場したが、実は昨夜日本から到着した審判部の木葉さんだった。木葉さんは明後日(26日)行われるスロベニア代表チームとの親善試合で笛を吹くため、日本から派遣された。時差ボケも治らぬ状態プラス標高1500mの地でいきなり1時間、チームの為に笛を吹いてくれた。やはり、本物の審判の方が笛を吹くといつも行っているスクリメージとは違ってみえた。ご本人に終わっての感想を聞くと、「時差ボケ解消には一番の薬になり、いいリハーサルが出来ました。」とのこと。
|