フィジカルテスト(2日目) 今日の午前中も2グループに分かれて、心拍機能系と運動機能系のテストを行った。昨日とグループは交替しての実施となり、滞りなくテストは終わった。 バス移動 ザグレブのホテルをチェックアウトして、高地トレーニングとなるログラへバスで出発。途中、入国検査を受けてスロベニアの地に足を踏み入れた選手達は仮眠を取ったり音楽を聴くなどして過ごし、午後5時ログラのホテルに到着した。 本格始動 殆どの選手がこのログラでどのようなトレーニングを行うか心得ており、皆表情が引き締まってきた。ジェリコHCによるチーム力の精度向上やミラノヴィッチ教授の「ミラノドリル」など8月の本戦に備え、キーとなる合宿がスタートした。代表チームはここで17日まで滞在し、集中的に強化を推し進める。 練習(午後) 冒頭、ジェリコHCよりこの合宿のプランや各練習の重要性、そしてこのログラでの合宿が最終的なチームの基盤作りになることなどの話が約10分間あった。その後、ミラノヴィッチ教授からコンディショニングについての話しがあり、練習に入っていった。ミラノヴィッチ教授に主導権が渡され、まずはランニング、続いてストレッチングを行った。次に待っていたのは「ミラノドリル」。メディシンボールを使ったドリルやバランスボード、ディフェンスのステップワーク、ダッシュ系など休む間もなく矢継ぎ早に指示を出し、気が付いたら1時間以上経過していた。その後、10分間のシューティングを行い、マットを使ったクールダウンのストレッチングで締め括り、ログラ最初の練習は午後9時過ぎに終了した。 6月なのに・・・ やはり寒い!ザグレブを出るときから覚悟していたものの、ログラに近づくにつれてバス車内の温度が低下していたのか、運転手さんはいつの間にか暖房を入れてくれていた。いよいよログラに向う30分間のワインディングロードを登り始めると雲行きが怪しくなる。これまで曇りだったり晴れ間も覗いていたスロベニアの広大な平野地域とうって変わり、辺りは雨雲に覆われ始めた。瞬く間に大粒の雨がバスを容赦なく打つどしゃ降り。霧までは出なかったが、ログラのホテルに着くと周りには雪が方々に残っている。 そして、チェックインを済ませた後、練習に向う午後7時前には雪が降り始めていた。ホテルの方の話によると4日前には冬のシーズンより遥かに多い降雪量を記録したこともあり、気象状況が尋常ではないという。確かにここログラは標高1500mの場所であるものの南半球でもなければ冬でもない初夏を迎えようとしている6月である。このログラでは名物の「クロスカントリー」(スキーのゲレンデを使ったランニングやダッシュ)が待っているだけに予定していた練習メニューに変更があるかもしれない。 しかし、意外と喜んでいるのは選手達かもしれない。取り敢えず、明日の天気予報を調べてみよう・・・
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