スペイン遠征最終日 長かったスペイン遠征も今日が最終日。滞在した都市は「パレンシア」「ビルバオ」「サラゴサ」「サンティアゴ・デ・コンポステラ」そして最終地「ルーゴ」。試合だけをしに「ビーゴ」というポルトガルとの国境に近い都市にも行った。現在滞在しているルーゴは、日中30度以上に上がり日差しも強い。日中は暑くて表にはあまり出ない選手たちだが、早朝は毎日欠かさず体操とランニングから始まる。この朝の体操では日替わりで掛け声(意気込み)をかけることになっている。今日の掛け声担当は畑選手。「今日は最終日なので頑張りましょう!」という元気な掛け声のもと、最終日が始まった。 練習(午後) 最後の試合前とあり、シュート感覚を維持するためにシューティング中心の調整練習を行った。多種類のコンビネーションシュートを20分間、2人1組でのシューティングを40分間、ディフェンスを想定しながらしっかりとシューティングをした。この練習をもって、スペイン遠征での練習は最後となる。最後に全員でハドルを組んで終了した。 U-20スペイン代表 同じ学生寮に宿泊しているU-20スペイン代表とは、試合後の食事時間が一緒。そんなU-20スペイン代表選手の食事量を見てビックリ…! 日本チームよりもかなり多くの量を摂取しているのだ。スペインではバスケットは人気スポーツ。クラブチームも多数あるし、女子代表も男子代表も世界のトップレベル。そんな明日のトップスターを目指すべく、U-20スペイン代表の実力も侮ることができないレベル。「これだけ食べていれば10代でもパワーがつく」と、スタッフたちは納得していた。 ところで、このスペインU-20代表は来月、ハンガリーで行われるU-20(ヤングウーメン)ヨーロッパ選手権に出場する。ヤングウーメンアジア選手権は12月、シンガポールにて開催。お互いに予選を勝ち抜けば、来年のヤングウーメン世界選手権で顔を合わせることになる。同世代の中川選手は「負けたくありません!」と闘志を燃やしていた。 ゲーム6 昨日敗れたとあって気合いが入り直したスペインU-20代表。出足から当たりの強いディフェンスを仕掛けてくるが、日本もタイトなマンツーマンディフェンスから#14山田のゴール下や#6石川のリバウンドで流れを作る。第2ピリオドからは若手選手や代表経験の浅い選手にバトンタッチ。第3ピリオド日本は#5諏訪、#9池住、#12吉田、#18藤吉、#20中川で果敢に攻めて19点のリードを奪って最終ピリオドへ。第4ピリオドではミスから反撃を食らうが、55-53で何とか1ゴール差で逃げ切った。日本女子代表はヨーロッパ遠征の対戦成績を5勝1敗として、全日程を終了した。 明日帰国 7月2日早朝、午前4時半に宿泊施設を出発。マドリード、アムステルダム経由で日本へ帰国する。日本到着は7月3日、午後の予定。
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